POSTCARD'05

一般的なハガキは、ハガキの大きさに対して必要な金額の切手を貼ります。面積視点で考えると切手部分の面積に全ての金額が集約されており、切手の貼られていないスペースはゼロ円とも捉えることができます。この作品は、ハガキ全体の面積に対して極力金額を均等に配し、金額的なヒエラルキーをなくす事を意図しました。
また、切手は使用すると必ず消印が押されますが、この作品でも同様にすべての切手に対して消印が押されます。消印は郵便局や局員によって様々な形で押されるので、意図しない形で消印が押される事になり、それも含めた世界にひとつしかないハガキを作り出す事ができます。
なお、この作品は2005年の年賀状として作成したものです。2005年の干支は3円切手の絵柄である酉という共通点も考慮しています。

PLACE|_
TIME|2005
SPEC|プロダクト
PART|制作