RRR'2014 A/W「一宮の近代なう」

RRR'2014 A/Wの開催に合わせ、尾西繊維協会の新しい一宮商工会議所ビルへの移転に伴う建物の存続と再活用方法を考える展示とレクチャーを企画した。建物の解体決定から、建物の再活用に向けて働きかけていたアールマテリアルプロジェクト(RRR)へ協力し、建築の存続に向けて様々な試みを行っている。
2014 A/Wでは、一宮市内の2つの近代建築をピックアップした展示を行った。昭和32年に竣工した墨会館は、愛知県下では唯一の丹下健三設計として建てられ登録有形文化財への登録を経て、一宮市が取得。改修を行って現在は小信中島公民館・尾西生涯学習センター墨会館として広く市民に愛されている。もうひとつは、昭和5年に建てられた一宮市役所旧庁舎で、市役所庁舎の建て替えに伴い取り壊された。この全く異なる境遇の建築を対比的に取り上げる事で、尾西繊維協会ビルの行方を考える契機になるよう意図した。
また、あわせて「今、まちが面白い!」と題したトークを企画。リノベーションまちづくりで岐阜市柳ケ瀬の再生に取り組んでいる大前貴裕、まちとアートを繋げる活動をしている吉田有里をゲストに迎えてトークをしていただいた。

PLACE|愛知県一宮市
VENUE|尾西繊維協会ビル
TIME|2014
SPEC|展示、レクチャー
PART|企画

TALK|
吉田有里(みなとまちづくり協議会)
大前貴裕(まちでつくるビル)

TEAM|村瀬良太
SUPPORT|
アールマテリアルプロジェクト