勝手にオープンアーキテクチャー「チサンイン名古屋」

名古屋駅の西側に特徴的な平面形状と不思議な佇まいを持つ「チサンイン名古屋」は建っています。”とうもろこしホテル”とも呼ばれる円形ホテルは、中央の中庭に面した客室や吸い込まれそうな螺旋階段など一風変わった建築物です。
設計者は柳英男。旧日本建築家協会の理事などを務め、菊竹清訓・大高正人・黒川紀章らメタボリズムのメンバーとは新建築誌面で座談会が組まれるなど深い交流を持ちながら、その華やかな潮流とは一線を画して、堂が島ホテルや上野動物園パンダ舎、上郷サービスエリアレストハウスなどの注目作品を作り出していました。
高度成長期における名古屋駅周辺の発展を背景に、収益物件としての建築計画的工夫が随所に取り入れられた快作建築を紹介しています。

PLACE|愛知県名古屋市
TIME|2017
SPEC|まちあるき
PART|リサーチ・建物ガイド

TEAM|村瀬良太
SUPPORT|
やっとかめ文化祭、大ナゴヤツアーズ
SOLARE HOTELS & RESORTS